熱い日差しが照りつける夏の洗車、大変ですよね!
少しサイズの大きなクルマになると仕上げまでに2時間以上かかることもしばしば。
汗まみれになって拭き上げたボディを眺めながら・・・あれっ!?
洗車したばかりのクルマに白い斑点が!なんてことがあると思います。
なんでこうなるの?
という疑問について、今回は久しぶりに豆知識をご紹介します!
目次
結論
以前の記事でお風呂の水アカについて解説をしましたが、実はこのクルマの斑点も実は水回りにできる水アカと同じ原理で固着してしまったものなんです。
おさらいになりますが、水道水にはカルシウムや鉄、マグネシウムといったミネラル分が含まれています。
皆さんがカーシャンプーなどを使って一生懸命に汚れを落とした後のクルマ、つまりボディの表面には水玉がたくさん残っていますよね。
この水玉の水分が太陽光などによって気化して乾いたときにミネラル分だけが残って固着します。
これがあの白い斑点の正体なんです。
せっかく綺麗に洗車をしたのに、この白い斑点が残ってしまっては台無しですよね。
ではどうやってミネラル分の固着を防げば良いのでしょうか?
なるべく水分が乾きにくい環境で洗車をする
水分が乾くことでミネラルが付いてしまうのであれば、乾かないようにするというのがひとつ目の対策です。
具体的には、晴れの日の日差しが強まる時間帯を避けることがひとつのポイントになります。
特に夏場の日中は要注意で、夏の日差しによってクルマの表面は驚くほど高熱を帯びています。
そんな中で洗車をしてしまうと表面に残った水分はあっという間に乾き切ってしまうでしょう。
できるだけくもりの日を選んだり、朝夕の涼しい時間帯に洗車することがオススメです。
また、直射日光の当たらない屋内駐車場やカーポートがあれば対策になりますし、水をたくさんかけておくことで表面温度を下げたり、部分的な洗浄の合間に全体に水をこまめにかけることで乾燥を防ぐというのも対策になります。
洗車後はすぐに水分を拭き取る
この手法は、お風呂場の対策と通じるものがありますが、原因となる水分をいかに早く拭き取るかがポイントになります。
ただ、あまりに急ぎすぎてキズをつけたりすると本末転倒ですので注意しましょう。
最近はマイクロファイバーなど柔らかい素材で、一度に大きな面積を拭き取ることができる商品もありますので、利用してみるのも良いかと思います。
純水器を使ってみる
基本的には1・2の対策をしっかりとるだけでも効果がありますが、どうしても夏場の洗車などでは思うようにいかない場合もあります。
「どうしても安心できない」
「お金がかかっても良いから何か良いものはないの?」
といった方にオススメしたいのが『純水器』です。
純水器とは、水道水をある触媒に通すことで、ミネラル分を除去して純粋な水に変化させるというまさに最終兵器と言ってもいい代物です!
純水器を使用すると、水分が乾くのを気にすることなく思いのままに洗車ができます。
ただ最近出回っている商品によっては耐久性に問題があったりするようなので、よく吟味して購入を検討してみてください。
最後に
私が純水器に興味を持ったのは数年前になるのですが、ちょうど新車の購入を考えているときで、それまで乗っていたクルマの水アカ・ミネラル跡が気になっていた時期でした。
ちょっと高価な商品でしたので、購入はだいぶ悩んだのですが、新車を綺麗に維持したい一心で購入を決意しました。
結果としてこの時の決心は大正解で、当時購入した新車は今でも周りの方に褒められるほどの状態を維持しています。
皆さんも思い入れのあるクルマをお持ちでしたら、ぜひ今回の内容を活かしていただければと思います。