脅威の3倍レバレッジ型ETF、SOXL

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こんにちは!クラウドです!
さて早速ではありますが、今回の主役は『SOXL』です!

そもそも「何だそれ?」って方もいらっしゃるでしょうし、先日ご紹介したレバナスに興味をお持ちの方であれば「なんか聞いたことあるなぁ」って方もいらっしゃるでしょう。

今回は話題のSOXLについてお話ししていきます!

ETF(上場投資信託)のダークホース、SOXLとは


まずはSOXLについて、そもそも何の名称なのか分からないという方から説明をしていきたいと思います。

SOXLとは、アメリカのETF(上場投資信託)運用会社「Direxion(ディレクション)」の提供するレバレッジ型ETF商品のひとつであり、その通称です。

正式名称は、「Direxion Daily Semicondutor Bull 3X Shares」と表記され、日本では「Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF」と呼ばれています。

話は逸れますが、この運用会社は代表的なレバレッジ型ETFやインバース型ETFを多数取り揃えている点が特徴で、S&P500のブル3倍ETFである「SPXL」もそのひとつです。

3倍の脅威、SOXLの特徴


SOXLの特徴は何といっても指標の日々の値動きに対して3倍の値動きを目指す運用にあります!

配当は年利0.04%と微々たるものですが、その値動きは非常に激しく、その時の政治情勢や世界経済の状況によって乱高下を繰り返し、この2年でも価格が4倍以上になるパフォーマンスを発揮しています。

ただ、投資対象としては超高リスク・超高リターンと言っても過言ではなく、当然ではありますが投資初心者向けの商品ではないのが実情です。

運用基準となる指数については、ICE Semiconductor Index(ICE 半導体インデックス)が使われており、その組み入れ銘柄には、NVIDIA(エヌビディア)やBROADCOM(ブロードコム)、INTEL(インテル)といった名だたる半導体メーカーが名を連ねています。

つまり、簡単に言ってしまうと、「世界の半導体の動向によって値動きするETF」と言えるわけで、今後の半導体の世界的な需要を鑑みれば、長期的には期待の持てるセクターであるとも言えそうです。

SOXLへの投資方法について

SOXLはETF、つまり上場された投資信託であるため、お持ちの証券口座で取り扱いさえしてあれば、通常の株式と同様に購入することが可能です。

また、アメリカの金融商品であるため、日本株のように最低100株以上の売買からといった制限もなく、比較的安価に取引ができるでしょう。

とはいっても、前述したとおり超ハイリスクな投資対象です。
投資初心者はもちろんですが、中級者以上の方でも安易な購入は控えた方がいいと思います。

値動きの激しさや元本割れするリスクを十分に理解した上で、それでもSOXLに投資したいと思う方には、少額かつ、買い付ける機会を分散する方法をお勧めします。

SOXLに投資する際に最も注意しなければならないことは、価格がピークの時に集中投資をしてしまうことです。
ここまでの解説ですでにお分かりかと思いますが、SOXLは指数の3倍値動きしますので、指数が下落するとSOXLの価格も当然その3倍下落します。

日頃の生活を切り詰め、やっとの思いで捻出した軍資金を全てSOXLに・・・なんてことをしてしまうと結果は火を見るより明らかです。

運よく最高の結果を得られることもないとは言いませんが、いつ暴落するか分からない不安に苛まれる日々を送らなければなりません。
こういったことを避けるためにも、まずは余剰資金の10%未満を目安に投資することが望ましいかと思います。

そうすることで大きな暴落への不安を緩和するとともに、当面の間はその値動きに慣れる経験を積むことができます。
その後、最初に買った金額より大きく値を下げた時に買い増しをします。

基本的にはこの手法を用いることで、リスクをある程度コントロールできるかと思います。
あとは余剰資金の増加や経験などをきっかけに自分の判断で買い増してみてもいいでしょう。

SOXLの展望


SOXLの将来性については、ざっくり言ってしまえば「半導体分野が発展するか衰退するか」というところにかかっています。

これまでの世界の発展が、半導体によって支えられてきたことは揺るぎのない事実であり、あらゆるコンテンツやサービスには、もはや欠かすことのできないインフラに近い産業であるとも言えます。

そういった点を踏まえると、まだまだこれから成長の余地は十分にあると考えられますし、世界的にも投資が拡大していくかも知れません。

一方で、半導体に取って代わる、新たな技術の出現も可能性としてゼロではありません。
技術の進歩は目覚ましく、スマホや電気自動車、ドローンなど、ここまでの時代が来ると予見できた人はあまりいないのではないでしょうか。
未来のことは誰にも分からないというのが実際のところではありますが、現時点でのベストを示すのであれば、「半導体の成長に投資をしていくと同時に、新たな技術の誕生、その転換期の起こりを見逃さないこと」になると思います。

何事もそうですが、重要なのは、技術の進歩に取り残されることなく、常に新しい情報や技術を取り入れることに努めていくことなのでしょう。

まとめ

さて、今回はSOXLについて解説をしてみましたが、詳細まで網羅することはなかなか難しく、とりとめのない感じになってしまいましたね。

今後も追加で情報を発信するかも知れませんので、ぜひ一緒に学びを深めていただければと思います。

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