NEWSでよく聞くナスダック【NASDAQ】とは?

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こんにちは!
投資初心者の方でも聞いたことのあるこの『ナスダック』という言葉。

何かの名称だとは分かっていても実は何のことか分からないなんて方も案外いるかも知れません。
今回はこのナスダックについてザックリと解説をします!

結論

ナスダックとは、株式市場の名称のことです。

もう少し詳しく言いますと、株式市場の中でも、『全米証券業協会(NASD)』が運営している市場となります。

全米証券業協会が1971年に導入した株式の電子売買システムの名称が『National Association of Securities Dealers Automated Quotations』であり、このシステムを用いた取引市場を頭文字からとってナスダック(NASDAQ)と呼ぶようになりました。

さて、この株式市場の名称以外でもナスダックという言葉を聞かれた方も多いと思います。
続いてはこのナスダックの関連する言葉についても解説したいと思います。

株価指数のひとつ、ナスダック総合指数とは

ナスダック総合指数は株価指数のひとつで、株価指数は株式市場の相場を表すために、個別の株価をある一定の基準・計算方法で数値化したものとなります。

また、ナスダック総合指数は、ナスダックに上場している3,000超の銘柄を時価総額加重平均という計算方法で算出した指数となります。

この時価総額加重平均とは、計算をする際に単純に平均値を求めるのではなく、株式の数量の大小を反映させる計算方法のことで、計算する銘柄の時価総額合計を基準となる一時点での時価総額合計と比較して算出されます。

つまり、基準日より時価総額がどのくらい増減したかを表す数値ということですね。

この時価総額加重平均を採用している指数は他にもたくさんありますので覚えておくとよいでしょう。

エリート中のエリート、ナスダック100

ナスダック100指数は、ナスダックに上場している銘柄から金融銘柄を除いた上で、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数のことです。

特に上位を多く占める、半導体やテクノロジーといった分野の動向が大きく影響する指数でもあります。
半導体やテクノロジーの分野は今や世界に欠かせない産業になり、世界の成長の根幹を成しているといっても過言ではありません。
世界が成長するか否か、それを体現する代表的な株価指数となります。

おまけ

実は日本にもナスダックとよく似た名称の株式市場があります。

それが『ジャスダック(JASDAQ)』です!
ジャスダックには現在、696社(2021年8月24日現在)が上場しています。

もともとはベンチャー企業向けの市場なのですが歴史が長いこともあり、現在は老舗企業が多く、老舗企業が東証二部へ市場変更を進めている影響もあり、上場企業数は減少傾向にあるようです。

最後に

今回はナスダック(NASDAQ)や関連用語の解説におまけまでつけてみました!
いかがだったでしょうか?
基礎知識のひとつではありますが、小さな知識を積み重ねて資産運用の糧にしていただければ幸いです。

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