投資?投機?曖昧な投資と投機の違い

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こんにちは!クラウドです。
このブログでは、投資に興味を持たれた方や投資初心者の方に手助けになるような情報のご紹介をしています。

今回のテーマは『投資』と『投機』!
これまでご紹介をしている投資という言葉について、少し深掘りをしていきたいと思います!

投資の種類と投機との違い


ひとくちに投資といってもその種類は様々です。
皆さんの生活に関わる大事なお金を増やしたり、また損をしてしまったり、大成功をおさめる方もいればその逆も然りと、世間で話題に事欠かないのがこの投資という仕組みです。

株式投資や不動産投資、FXなど代表的なものから、近年は太陽光発電や仮想通貨までも投資の対象となっています。

世の中には資産運用の手段がありふれており、誰もがすでに知っているものから、まだ誰も知らない投資ももしかするとあるかも知れません。

ここではよくある疑問である、『投資』と『投機』の違いにフォーカスして解説をします!

知っているつもりでも奥が深い投資

「投資」という言葉を端的に表現するなら、長期的・将来的な利益を得るために出資をすることであると言えます。

家賃収入を得るためにアパートを建てたり、上場されている企業の株を買ってその配当を得ることなどがイメージしやすいでしょう。

また最近の新しい投資例として、太陽光発電があります。
発電施設の整備に多額の資金を投入し、継続的な発電によって生じた電力を電力会社に売ることで収益化するというモデルは確立していましたが、当初そのイニシャルコストの高さからこの投資の中心は企業などが担ってきました。

近年は太陽光パネルのコストダウンなどを理由に、一般の個人投資家も投資対象として参入してきています。

投資と混同されがちな投機

投機は投資と比べ、短期的な相場の値動きを利用して利益を得ることになります。

FXや仮想通貨取引などがイメージしやすいでしょうか。
例えば通貨の価値については、テレビ番組などのニュースで毎日外国為替相場の情報が発信されているとおり、常にその相対的な価値は動いています。
相場は需給のバランスによって秒刻みで変動しており、この価格の上下動の中で通貨取引・売買を行い変動した価格の幅を利益としているわけです。

とはいっても、平均的な相場の変化はそこまで大きなものではないため、通常の取引では自己資金が潤沢な人以外はなかなか大きな収益を得ることはできません。

そこで自身の資金を証拠金にして、その証拠金の何倍・何十倍もの金額を動かすレバレッジという仕組みを利用した取引を行う個人投資家が増えています。
実はこのレバレッジには大きな危険が潜んでいるのですがここでは割愛します。

実は境界が曖昧な投資と投機

投資と投機についてそれぞれ説明をしましたが、違いは把握できたでしょうか?
なんとなくニュアンスの違いを感じていただけたかと思います。

しかしながら実は投資と投機の間には明確な境界があるわけではなく、「どれくらいの期間で利益を求めたら投資」また、「これくらいの期間で利益があれば投機」といった指標はありません。

株式の売買においてもデイトレードなどは投機と言えるでしょうし、仮想通貨取引においても同じ暗号資産を長期保有しているのであれば投資と言えなくもなさそうです。

ひとつはっきりとしているのは、『資産運用において長期的な投資よりも投機の方がリスクが高い』ということです。

投資の経験のない方が漠然と『投資は危ない』『失敗すると破産する』といったイメージを持っていることがありますが、これは正に投機的な特徴を捉えていると言えます。

長期の投資においても「リスクがない」なんてことはありませんが、投機は短期的な取引で利益を得てしまうので、つい「もっともっと」と大きな利益を求めてレバレッジ取引などのリスクを背負いがちです。

リスクを負うことでいわゆる『一発当てた人』がいることも事実ですが、その裏で凄惨な結末を迎えてしまった人がいることもぜひ知っておいてください。

投資と向き合う気持ちの持ち方


これから投資を始める「あなた」へ、はじめに伝えたいのは『心の在り方』です。

考え方・マインドコントロール・精神力など他の言葉に置き換えても構いませんが、まずは自分の心を落ち着かせて、日々の資産運用の成績から一歩距離を置き、余裕を持つことが重要です。

資産運用で最も成績が良い人は亡くなった人だ』なんて言葉をご存知でしょうか?
これは、とある証券会社が行った調査の結果、判明した事実に基づき言われてきた言葉だそうです。

ことの詳細は分かりませんが、おそらく毎日の運用成績に四苦八苦して何度も売買を繰り返す人よりも、ある資産を保有したまま亡くなった人が、長期の運用成績が良かったという趣旨の話だったかと思います。

長期保有する資産や運用をする個人の差もありますので、全てがこの例に当てはまるとは言い切れませんが、運用していることを忘れたままほったらかした方が意外と成績が良い、というひとつの証明なのかも知れません。

最後に

今回は、投資と投機の違い、投資との向き合い方についてお話ししました。

頭ではわかっていても、実際に価格の変動などを目にするとそういうわけにはいかないという人が大多数だと思いますし、心を静かに保つためには、とにかく知識と経験を得ることが重要かと思います。

今後も共に学びを深め、心に余裕のある資産運用で、素晴らしい未来を夢見ましょう!

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